日常生活での注意点
脳卒中を起こしたということは、脳の血管はすでに動脈硬化を起こしていたり、血液の通り道が狭くなっています。そこに加えて脱水状態になると、血液の濃度が高くなって詰まってしまいます。
いわゆる血液ドロドロ状態です。また血圧が急に下がっても、血液の流れが悪くなって脳梗塞を再発する危険があります。
規則的な生活を心がけ、ストレスは解消する
不規則な生活やストレスは、酒・たばこ・血圧の上昇、過食・糖尿病へとつながります。また、寝不足や疲労も血圧を上げるホルモンを出しやすくします。これらが合わさって、動脈硬化を進行させていき再発を引き起こします。
適度に運動する
普段、身体を動かしているつもりでも、部分的に使いすぎていたり、他の部分は動かしていなかったりするものです。ラジオ体操などで、全身の関節を動く範囲いっぱいに動かしてみると、逆に身体が楽に感じます。
適度に運動することでストレスを解消し、肥満や便秘を防止でき、筋力がつくことで生活の持久力も向上します。
お通じのときは、予想以上に血圧や脈拍が上昇しています。運動することで腸の蠕動運動を促し、軽快なお通じを保ちましょう。
1日1,500mlの水分をとる
脱水状態になると血液の濃度が濃くなり、詰まりやすくなって脳卒中を再発することになります。
水分は、お茶や水でとりましょう。ジュースは糖分やカロリーに注意し、コーヒーや紅茶はカフェインに注意しましょう。
入浴時の温度調整をする
お風呂のお湯の温度は40℃にし、脱衣場の温度は22℃に設定しましょう。42℃以上の熱いお湯に入って、寒い脱衣場に出ると、血管が収縮して血圧が上昇してしまいます。血圧の急激な変化は危険です。
また、長湯は脱水状態を引き起こしやすいので、入浴時間は20分程度にしましょう。
食事は食べ過ぎない
肥満になるほど食べていると、糖尿病・高脂血症・高血圧が悪化し、動脈硬化から脳卒中を再発します。
まとめ食いをせずに、必要なカロリーを1日に3回の食事でまかないましょう。また野菜やビタミン類が不足しないよう、栄養のバランスに気をつけましょう。
お酒は飲み過ぎない
毎日1.5合以上飲酒する人は、飲まない人と比べると、脳卒中になる確率は3倍以上だといわれています。適度な飲酒(ビール大ビン1本程度)は、コレステロールを下げるともいわれますが、アルコールは血管を細くしますので、再発しやすくなります。
タバコを吸わない
ニコチンは欠陥の運動中枢を刺激し、副腎皮質ホルモンを分泌させます。そのため、血管が収縮して細くなり、心拍数や血圧が上昇します。
どうしてもやめられない人は、1日に吸う本数を減らしましょう。禁煙外来の受診もおすすめします。